それが本当の「ドリームモーニング娘。」なのでは
12月12日、『バナナマンの決断は金曜日!』にモーニング娘。OGから、中澤、安倍、保田、吉澤、小川が出演。とてもテンポ良く現在のOGのあれやこれやといった話が繰り広げられたのだけど、印象深かったのはクライマックスの場面でした。
圭ちゃんがグループに救われたエピソードから不意に矢口の話になり、面々から矢口にエールが送られた後、中澤姐さんが今の思いを語ります。
中澤「矢口、元気してるの?」
吉澤「うん、この前会ったけどスゴい元気だった。」
保田「あ、そうだよね、よっちゃんの方が最近会ったんだ。」
安倍「ね、普通だよね(笑) 普通に元気。」
中澤「プライベートでは集まれるけど、仕事がしたい、一緒に。」
全員「うん」
中澤「これね、矢口だからじゃなくて、卒業してったメンバーで一緒にお仕事できない子、正直いるじゃない。」
中澤「そういうのも全部取っ払って、ほんとに一回でいいから集まって、で、それをつんく♂さんが『ほぉ~』って観てくれる画面が欲しいなって、思う。」
(頷く安倍)
(頷く保田)
ここで語られた背景にあるのは、他事務所に移ったメンバーが居るだけでなく、表舞台にも出づらい状況にあるメンバーも居て、更には彼女たちの活動に欠かせないつんく♂Pも病気と戦っているという、いくつもの壁がある現状です。
だから逆に、全員集合だなんていう夢のようなお話が、しかも「一日でいいから…」と言って叶ってしまったら、もはやそれって娘。の解散とかつんく♂Pが亡くなる間際とか、あるいは地球に巨大隕石が落ちてくる前日とか、何らかの最期の場面が前提にあるような気がします。なので、見たいけど見たくないような複雑な思いで様子をうかがっていました。
でもまあ、あれこれ考えていたらキリがない話で、ただただ単純に考えれば全員集合は言わば【TRUE OF ドリーム モーニング娘。】の姿であり、歴史的瞬間はやっぱり観てみたい。
だから、なかなか望みを叶えられないこの状況は、言わばモーニング娘。の「I WISH」だと思って、憂うのではなく『でも笑顔は大切にしたい』の精神で、「いつか見たいね」と気長に待っていれば良いのではないかと思います。
ちなみに、これだけイイことを語った後に、あっさりすっとぼけたことを言って話にオチがつくのも、いかにも「らしい」姿でありました。
中澤「圭ちゃん、前髪切った?」